狭小住宅ってどんな住宅?
狭小住宅とは、一般的に15坪以下の狭い土地に建てられた住宅のことです。三角形や極端に細長い土地など、正方形や長方形などの整形地ではない変形地を使うことも多いです。特に、土地の価格が高い都市部では人気の住宅です。狭い土地や変形地であれば、土地の価格が低めに設定されていることが多く、都市部でも比較的手に入れやすくなります。狭小住宅を建てるときは、なるべくデッドスペースを作らないようにちょっとした空間も収納スペースにしたり、お庭にしたりといろんな工夫がされています。居住空間でも、仕切りを作らずワンフロアにして広い印象を与えたり、天井を高くしたり、3階建てにしたりと縦の空間を有効に使った設計が多いです。
狭小住宅のメリットとデメリット
狭小住宅の大きなメリットは、比較的価格を抑えながらも都市部に住むことができることです。都市部に住めば、交通手段や商業施設などが充実しているので、通勤通学や買い物、通院などが便利になります。自動車を持たなくても不便に感じることは少ないでしょう。その結果、自動車の維持費を節約することができます。広い住宅に比べ、光熱費や固定資産税などの住宅の維持費も抑えられます。
デメリットは、規格外のため建設コストが高くかかることがあります。立地条件が悪いことも多く、資材の運搬コストが通常よりかさんだり、特注の間取りなどで設計費や人件費などが高くかかったりする場合もあります。隣接する建物などが密接していることも多く、日当たりに問題があることもあります。狭小住宅は、価格だけで判断せずに敷地周辺もしっかりとチェックしましょう。
狭小住宅では車を駐車する場所に悩む人もいます。その場合には、車を格納するスペースを住宅の一部に組み込むビルトインガレージを採用することで、車を難なく駐車することが出来ます。